【2020年 各補助金の動向を纏めて紹介】中小企業・小規模事業者向けの補助金の見通しは?【令和2年 ものづくり補助金・小規模事業者持続化補助金・IT導入補助金】
この記事は、こんな疑問や悩みを解決するヒントが欲しい方に適しています。
- 2020年(令和2年)の補助金の公募見通しが分かる
- 政府資料からの速報が分かる
随時更新:各補助金のスケジュールの見通し
こちらでは、随時令和2年(2020年)の補助金スケジュールの見通しについて更新していきます。
ものづくり補助金
(2020/1/27 編集)
2020年(令和2年)のものづくり補助金の最新情報を以下の記事に纏めましたので、合わせてご覧ください。
小規模事業者持続化補助金
(2020/1/28更新)
2020年(令和2年)の小規模事業者持続化補助金の最新情報を以下の記事に纏めましたので、合わせてご覧ください。
IT導入補助金
(2020/1/30 追記)
2020年(令和2年)のIT導入補助金の最新情報を以下の記事に纏めましたので、合わせてご覧ください。
令和2年(2020年)向けの中小企業支援に関する予算が閣議決定(ものづくり補助金・小規模事業者持続化補助金・IT導入補助金もでるよ)
2019年12月13日、 2019年度(令和元年度)補正予算案が閣議決定されました。2018年よりも少し早い実施となりました。
これにより、2020年の中小企業支援に関する情報も、ある程度見通しが立つ形になります。この記事では、特に中小企業診断士として関心が高い補助金について取り上げます。
経産省 令和元年度補正予算案の概要 PR資料を俯瞰する
経産省の補正予算案PR資料の原本はこちら(PDF)にあります。
ここから一部を抜粋して紹介します。
特に中小企業診断士と関連が深い補助金3兄弟(ものづくり補助金・小規模事業者持続化補助金・IT導入補助金)は、今年も閣議決定のPR資料では一纏めの『中小企業生産性革命推進事業』として記載されています。
中小企業生産性革命推進事業について
こちらの内容に補助金3兄弟の2020年の見通しについて以下の記載があります。
①ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業(ものづくり補助金)
(補助額:100万~1,000万円、補助率:中小1/2 小規模2/3)
中小企業等が行う、革新的なサービス開発・試作品開発・生産プロセス の改善に必要な設備投資等を支援します。
②小規模事業者持続的発展支援事業(持続化補助金)
(補助額:~50万円、補助率:2/3 )
小規模事業者が経営計画を作成して取り組む販路開拓の取組等を支援します。
③サービス等生産性向上IT導入支援事業(IT導入補助金)
(補助額:30万~450万円、補助率1/2)
中小企業等が行う、バックオフィス業務の効率化や新たな顧客獲得等の付加価値向上に資するITツールの導入を支援します。
条件に関しては、ほぼ、2019年同等の内容ですね。
ですが、いくつかこれまでと違いがあることが分かります。
中小企業基盤整備機構が大元の運営母体になる
運営費の交付金があることが明示されています。
ですが、その下にこれまで同様民間団体の運営企業が存在するので、いつも通りであれば中小企業団体中央会などが実質的に運営を行うのでは?と予想されます。
通年で公募される
これは、大きな変化ですね。
恐らくIT導入補助金と同じように、定期的な締め日が設けられる形になるのではないでしょうか。
補助金申請システム「Jグランツ」による電子申請
これも変化としては大きなものになりそうです。
いわゆる補助金業者が駆逐されていく方向になればいいですね。
(2020/1/26追記)
電子申請のシステムJグランツについて記事をまとめていますので、合わせて確認ください。
過去3年以内に同じ補助金を受給している場合は、減点措置
これは、ものづくり補助金と小規模事業者持続化補助金にはあったので、IT導入補助金についても明確に減点するよ、という意思表示でしょうか。
いずれにせよ、総じて悪い変化ではないという印象です。
おまけ:その他の補助金や支援制度はどうなの?
事業承継補助金は、2020年度もあります。
予算枠も64億と、かなり力が入っていますね。事業承継やM&Aをするのであれば、検討の価値はあるのではないでしょうか。
被災地向けの支援制度は既に実施されているものも多くあります。
注目すべきは、「国土強靭化」に力が入っているということでしょうか。
ここで中小企業診断士がどう関わるか、と言えば、相変わらずなかなか浸透しないBCP(事業継続計画)があるかと思います。
ものづくり補助金の加点に絡めるなど、浸透させようという意思は感じますが、中々現場まで降りてこないというのが実情です。
事業承継補助金について記事を作成しました
(2020/2/2 追記)
2020年(令和2年)の事業承継補助金の最新情報を以下の記事に纏めましたので、合わせてご覧ください。
2020年も、様々な支援制度が出ると思いますので、ぜひ有効活用して会社の成長に繋げていきましょう。