クラウドファンディングでの資金調達は中小企業診断士の活躍の場の一つとなり得る

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この記事は、こんな疑問や悩みを解決するヒントが欲しい方に適しています。

  • クラウドファンディングと中小企業診断士の相性が分かる
  • クラウドファンディング支援のメリットが分かる

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クラウドファンディングと中小企業診断士は相性が良い

良いと思います。

ただし、相性が良いという文面にはいくつかの意味を込めています。
その辺りのニュアンスも含めて、自分の見解を書いていきたいと思います。

なぜ中小企業診断士とクラウドファンディングが相性が良いのか?

クラウドファンディングは、その性質上、単なる資金調達とは進め方が大きく異なります

融資による資金調達であれば、事業計画書を作って、繋がりのある金融機関に紹介すればある程度何とかなるでしょう。
ですが、クラウドファンディングの場合はそうはいきません。

事業計画は具体化していなくても、想いとストーリー、人脈があれば意外と何とかなる。50万~100万ぐらいであれば、準備を整えて進めれば結構な確率でSuccessできると感じています。

クラウドファンディング支援が抱える問題点

ですが、クラウドファンディング支援をビジネスとするには二つの問題点があります。

手間に比べて調達額が少ない=報酬も少ない

クラウドファンディングの平均調達額は100万ぐらいであると言われています。
もちろん、大成功プロジェクトが平均を引き上げるので、実際のところの期待値は50万~100万の間ぐらい、とみておくのが良いでしょう。

そして、そこから12%~17%程度の手数料が、それぞれのサイトの定めに応じて引かれます。東京都のクラウドファンディング助成を利用して手数料が半額になったとしても、6%~8.5%程度の手数料が取られます。

その状況で、支援者にいくら実入りがあるかと考えれば、当然寄与度にもよりますが10%~数10%ぐらいですかね。まあ、10数万の売上になれば良いほうでしょう。

ここから、自腹負担のファンディングや広告宣伝費の作業費用を賄うことになります。
これを踏まえると、とても収益率が良いとは言えません。
2~3か月、継続して支援してSNSなどをフルに活用してその程度です。

主催者の人間力に大きく左右される

クラウドファンディングの成否は、その実施プロジェクト自体よりも主催者の人間力に大きく左右されます。

プロジェクトの魅せ方は文章や画像、動画でどうとでもなります。
ですが、クラウドファンディングという"お祭り"に参加してくれる人たちをどれだけ集められるかは、人間力と戦略の掛け算で決まります。

どんなにすごい製品でも、伝わらなければ成功しないし、伝える人の母集団が狭ければ上限もおのずと決まります。今や玉石混合のプロジェクトが乱立する状況ですので、人間力×戦略のいずれかが欠けてしまうとうまくいかないでしょう。

クラウドファンディングにおける中小企業診断士の活躍どころとは

これら2つの問題を補えるのが、中小企業診断士です。
一つ一つ見ていきましょう。

金銭面以外でのニーズがある

この点で中小企業診断士ならいいよ!と言ってしまうと語弊があり、かつ、やりがい搾取みたいな感じで好きではありません
ですが、一方で中小企業診断士側にニーズがあることも間違いないのでお互いに納得していればこういう解決策もあるよ、という紹介に留めておきましょう。

中小企業診断士には、企業勤めの企業内診断士と独立診断士の二種類があります。
そして、中小企業診断士としての資格更新には、30日間の実践が要件となっています。

つまり、お金では無く経験と実践の場を求める中小企業診断士が一定数いる訳です。
かつ、クラウドファンディングで新しいことにチャレンジしたい!という経営者/起業家は、中小企業診断士が好きな人種です。新しい挑戦に関わることは楽しいのです。

そういった方々の協力を得られれば、心強い支援者になってくれるでしょう。

主催者の人間力を補填できる

中小企業診断士の資格を持つ人は、自己研鑽や自己成長のためのお金/時間の投資を惜しまない傾向にあります。
その過程で様々なコミュニティに所属し、研究会や勉強会に複数所属しているケースが多くあります。

診断士活動をしていると自然と人脈が構築され、人との繋がりが強化される。
他の士業にはない特徴でもあります。

中小企業診断士が持つ人脈・ネットワークを有効活用できれば、クラウドファンディングの成功に一歩近づくことができます。

纏めると、金銭的報酬以外にメリット・モチベーションを感じることができる中小企業診断士は、小規模事業者のクラウドファンディングにとって強い味方となり得る、ということです。

小規模事業者がクラウドファンディングで中小企業診断士を活用した事例を紹介

まあ、基本的には弊社FYSコンサルティングのクライアントになる訳ですが。
そして、まだ進行中のため成功事例となるかどうかはこれからにかかってます(笑)
※2019/12/23 本記事執筆時点

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(いま、じわじわと検討が進んでいます。こちらの案件が具体化したら、また更新したいと思います)

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