[H28]小規模事業者持続化補助金の採択結果が発表になりました
小規模事業者持続化補助金は、中小企業診断士が関与することが多い個人事業主や小規模の法人が活用できる定番の補助金です。
創業者の活用にも向いており、経費対象の幅も広く毎年人気の高い補助金です。
28年度2次予算の小規模事業者持続化補助金の採択結果が公表されました
中小企業庁のホームページで結果が公表されています
先日、28年度2次予算の小規模事業者持続化補助金の採択結果が公表されました。
採択された方、おめでとうございます!
採択後に登録情報(住所やメールアドレスなど)を変更する場合は、申請が必要ですので注意しておきましょう。
この補助金についての自身の関与は?
元々の縁があった飲食業と、別の中小企業診断士の方からの紹介で、運送業の2社について申請2件を支援させて頂き、無事、2件とも採択されました。
いずれも、ホームページ開設その他による営業活動を行うための申請でしたので、ITに専門性がある中小企業診断士としてのブランディングから案件を頂いた形になります。
ご縁を頂戴した皆さま、ありがとうございます。
小規模事業者持続化補助金、50万じゃしょっぱくない?
小規模事業者持続化補助金は、補助額は50万とさほど大きな額には感じられません。
ですが、営業利益50万を稼ぐには営業利益率10%の企業であれば500万売上を増加させる必要があります。
経営者の方に、単に50万得られる補助金があるよ、と伝えても興味を余り惹かれないケースもありますが、営業利益率ベースで換算すると結構興味を示します。
例えば飲食業とか小売業ですと、営業利益率10%どころか5%前後の企業も多いです。そういった企業なら、1,000万の売上に相当、ですからね。
数か月分の売上に相当することも、よくあります。
小企業においては、従業員一人当たり売上高に近い数字で、経営的に大きなの差を生じる額ではないかと思います。
小規模事業者持続化補助金の採択率は?
正式な採択率は公開されていませんが、商工会議所の窓口担当者と話をしていたところ、前回は4割程度じゃないかということを耳にしました。
今回は周囲の採択率も高く、例年の基準と言われている5割を上回っているのではないでしょうか。
申請件数が少なかったらしいとの話も聞きましたし、対前回比での予算20億の増額の影響は大きかったようです。
ついでに、もの補助
革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金の採択結果も公表されています。
平成28年度補正「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」の採択結果等について
今回の申請件数:15,547件
採択件数:6,157件
採択率:39.6%
採択率は、ほぼ例年の推移の幅に収まったと言えます。
(30%台後半~40%台前半)
今回は、ITの活用(IoT)が一つの鍵になっていたと言われ、この傾向は次回以降も続く可能性もあることから、中小企業においても本格的にIT活用を推進していくことが重要になっています。