中小企業診断士として独立するのであれば、自ら営業活動を行うべし
フリーランスとしてのコンサルタント・中小企業診断士の営業活動、難しいです。フリーランスのITコンサルタントとして独立して4年目、独立中小企業診断士としても、4月から4年目です。株式会社FYSコンサルティングは2期の半分超を終えています段階です。こんな段階ですが、営業に関する悩みは尽きません。
本記事では、独立後に行った営業活動について振り返ってみます。
なお、この記事は2019年1月の段階での記述となっています。
- 中小企業診断士・フリーランスのコンサルタントとしての営業活動の仕方や仕事の取り方の体験談を紹介する
- ちょっとした営業活動のノウハウを得られる
新年を迎えると、中小企業診断士の独立の話題が身近に増える
中小企業診断士の試験結果が発表され、実務補修が行われる季節になりました。Facebookやtwitter、交流会などで、「試験合格」「4月から中小企業診断士」といった発言も目にする機会も増えてきます。
もちろん、資格合格後すぐに独立する方は少ないでしょう。自分のように、二次試験の受験中に退職の意思を伝える無謀な人間はもっと少ないと思います。
ですが、資格を取得した人の多くは将来的な独立を見込んでいると思います。独立後3年を経過した自分を一例として、ブログを書きたいと思います。
営業活動を自分でやってなくても知識があればコンサルできるけど、やった経験があった方が間違いなく良い
経験していない業務領域でも相談にのれることはコンサルタントの重要なスキル
独立した中小企業診断士のメジャーな業務は、行政や商工会議所などの公的機関の経営相談対応です。ここでは、その管轄内の事業者の様々な悩み・相談をうけて、道筋を示してあげることが重要な役割になります。
当然、専門的な相談もありますが、起業相談など多種多様な事業について相談を受けられることが要求されます。今までに経験のない業種や業務内容についてアドバイスできることは重要なスキルになってきます。
診断士の役割として、中小企業経営者の右腕を期待されている以上、どのような相談においてもある一定の回答はできるようになりたいものです。
その品質を守るのが診断士試験であり、社会人としての経験や合格後の研究会等での経験となります。経験のないことでも回答できることは重要なスキルです。
一方で、知識に甘えて自分はやったことが無いアドバイスをすることが良いことかというとそうではない。
世の中の独立中小企業診断士、自分でやってなさすぎ問題
自分自身の看板をしょって営業をした経験が無い診断士が、売上アップのために営業活動をコンサルする。
それでいいのか、と思う訳です。
もちろん、業種・業界に依存するもの等経験するのが困難なケースも多いでしょう。だからこそ、独立後は積極的に自ら経験できる業種・業務は取り組むべきだと思います。
(営業であったり、法人設立からの間接業務であったり)
独立を目指す皆さま、ぜひ自ら公的機関の仕事ではなく、民間の会社と契約するための営業活動をしてみてください。コンサルタントの営業活動、難しいですよー。
何でこんなことを言うか、というと、中小企業診断士の世界って、診断士同士で集まる身内だけの特有の文化があるんですよね。それも大切ですし得られるものもありますが、経営者と触れる機会を計画的に増やしていくべきです。
診断士の会合に出ても、支援すべき経営者はそこにはいないんですよね。
会社員の副業として社外活動を行うのであれば、それで良いと思います。
でも、独立するのであれば、経営者の集まる世界にこそ顔を出すべきですね。
いずれ、私個人や弊社がどのような営業かつ活動をしているか、別の記事に書いてみたいと思います。
そこまで稼いではいない、ほどほどにベンチマークしやすい立ち位置に居ますし。もうちょっと稼ぎたい。仕事ください。