FYSコンサルティング設立2期目を終えての現状と次期への取り組みについて

経営者としてFYSコンサルティング,コンサル会社設立の道,法人設立

2019年7月31日をもって、自分が取締役を務める株式会社FYSコンサルティングが2期目を終えました。

民間コンサル会社として設立した弊社FYSコンサルティングの2期目を振り返り、課題と取り組みを明確化するとともに、法人設立を考える中小企業診断士やコンサルタントの一つのモデルケースになることを期待して、可能な範囲で情報を公開していきたいと思います。

この記事では、こちらについて紹介します。

  • 中小企業診断士が集まって創られたコンサル会社の成長の過程が分かります
  • 個人会社ではなく複数名で立ち上げる事の良い点、苦労する点を紹介します

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独立した中小企業診断士が設立する会社にはどんなタイプがある?

(Photo by 友人カメラマン 廣田賢司)

中小企業診断士が、民間コンサル会社を複数名で協力して設立する事例は稀だと思います。
まずは、世にある中小企業診断士の会社について簡単に解説したいと思います。

個人事業の独立診断士が成長した結果の法人化

世にある中小企業診断士の法人は、一人会社+家族役員であったり、スタープレイヤーが率いる団体の法人格であるケースが多いでしょう。
(そんな会社は、スタープレイヤーのお仕事をチームメンバーの診断士がこなす、という形です)

消費税の兼ね合いなどで、個人事業と法人での事業を使い分けている診断士もいます。ビジネスが成長してきたら、法人設立は選択肢になりますね。

支部地域活動としての法人組織

東京都にいる診断士は大人数のため、この仕組みが通例なのかもしれません。
自治体地区ごとに、NPOや社団法人、会社を設立して、その自治体エリアの公的機関からの案件を受注する仕組みが存在します。

私が所属している城東支部にも、葛飾区診断士会や江東区診断士会、城東支部の会社である城東総研などいくつかの団体/法人が存在しています。

研究会・勉強会の法人格

中小企業診断士が集まってできる組織の一つに、研究会と呼ばれる任意団体があります。
一般社団法人東京都中小企業診断士協会にも、多数の研究会が存在しています。

研究会活動をしていると、いずれ営利活動を実施する機会がでてきます。
その引き合いがあった際には、研究会は任意団体であるため営利活動を実施しにくく、法人格を取得して依頼を受けるスキームが一般的になります。

弊社、FYSコンサルティングの経営コンサル会社設立経緯は?

自己研鑽の場としての任意団体FYSの結成

弊社FYSコンサルティングの設立経緯は、上記の研究会パターンと同じです。
中小企業診断士の試験合格初年度に、主に同期合格メンバーが中心となって自己研鑽の集まりである任意団体「FYS」を結成したことが始まりでした。

研究会としてのFYSの会合を一年強実施した結果、民間企業からのお仕事の引き合いがあったことがきっかけで、法人設立を私が推進する形で実現しました。(本音の一つには、お勉強だけでなく実践の場を創りたかったことがあります)

設立1期目は、法人組織としては助走期間を想定していました。
これは、

  • もともとのFYSの発起人である現代表がまだ独立していなかった
  • 民間企業の契約を徐々に切りの良いタイミングで会社に移していった

ため、早期の売上は余り立ち上がらず、2期目からが本格始動になると想定していたことがあります。

経営コンサル会社設立2期目の振り返りと次期の活動について

振り返り。(Photo by 友人カメラマン hirokenji)

2期目の振り返り

売上獲得的には、最低ラインの目標は達成したと思います。
自分的な最低ラインは、2馬力で課税事業者ラインを超えること。

2期目(実質法人活動1年目)とはいえ、2馬力なのですから、これぐらいはさっくりと超えたいですよね。

2期目の売上の状況は、経営顧問とセミナー・研修の二本立てが主要事業となりました。
特にセミナー・研修は、弊社の代表を含めて多数のご依頼を頂き、主力事業に成長しました。ご依頼頂きました皆様、ありがとうございます。

株主総会を9月に控えています。
株主の中には、本業で株主に叩かれる側のかたもいらっしゃって、戦々恐々。
まあ、お遊びなのですが。

3期目の活動について

現在、株主総会に向けての事業計画資料を作成しています。
それとは別に自分個人の目標としてもいくつか考えています。

上場を目指すITベンチャーの関与度を増やすこと

自身の野望として、(ほぼ)ゼロベースから関与していった企業が上場まで成長するのを見届けたいという想いがあります。
自分が上場し得る企業・サービスを開発できればそれに越したことは無いのですが…なかなかサービスネタが閃きません。

今期は、シード期/シリーズAの企業との繋がりを増やしていきたい。

実業のオーナーになるための種まき

経営コンサルタントって、やっぱり自分でも事業を持ってないと疑わしいんですよね。診断士もそう。大企業からスピンアウトして診断士/コンサルになった人が多く、中小企業の経営者と対等に付き合えるか疑問です。

自分の事業(実業)を持ちたい。こんな事業をやりたいので、お金は無いけど熱意はあるよ、という方、ご連絡お待ちしてます。

  • 保護猫カフェ
  • 猫がいるコワーキングスペース・シェアオフィス(物件が苦労しそう…)
  • 飲食業(特に、カレー屋さんをしたい)
  • SaaSサービス(スケールしそうな)

3期目も頑張っていきましょう。

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