年々厳しくなる創業補助金。H30年の採択見込み件は・・・

2018年2月5日補助金・助成金創業補助金,補助金

こんにちは、起業・創業支援をライフワークにしている中小企業診断士の高仲です。

先日、衆参の補正予算が国会で審議され、政府案通り成立しました。

従って、これから今年の補助金に関する情報が怒涛の勢いで出てくると考えられます。

すでに、ものづくり補助金は事務局が決定(例年通り、中小企業団体中央会)し、着々と公募の準備が進められていると予想されます。

そんななか、年々厳しくなっていると評判の創業補助金についても事務局が公募され、その記載から、採択見込み件数が明らかになりました。

その結果は・・・

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今年の創業補助金の採択見込み件数は95件!!

そう、95件です。これは厳しい。1都道府県あたり2社ですね。実際には申請件数でばらつくと予想されるので、東京都でも4~5社、地方は1~2社みたいな感じになりそうです。

その他の条件も見てみると、昨年同様、従業員1名以上の雇用条件もあります。

その他の条件は・・・

創業する個人及び中小企業・小規模事業者等であり、以下の①~④の要件を満たすこと。

① 既存技術の転用、隠れた価値の発掘(新技術、設計・デザイン、アイディアの活用
等を含む)により新たなビジネスモデルにより、需要や雇用を創出する事業であるこ
と。
② 産業競争力強化法に基づく認定市区町村又は認定連携創業支援事業者により特定創業支援事業を受ける者であること。
③ 事業実施期間中に一人以上の雇用を創出する創業を行う者であること。
④ 地域の需要や雇用を支える事業又は海外市場の獲得を念頭とした事業を興す「創業」

[補助上限額]
外部資金調達がある場合…200万円
外部資金調達がない場合…100万円
[補助予定件数]
約95件

さて・・・これは、なかなか支援関係者にお勧めするのは難しい状況になりました。社会貢献性なども重要な採択要因になるので、それだけの可能性のある事業者のみ、提案する感じでしょうか。