中小企業診断士向けセミナー講座「中小企業のIT支援」に登壇しました
中小企業診断士となって今年2021年で5年となる高仲です。
IT診断士として5年活動を続けてきた結果の一つの集大成として、診断士向けに講義を行う機会を頂きました。城東スキルアップ(城東支部が主催する中小企業診断士向けプロコン塾)で一コマ担当しました。
中小企業診断士向けプロコン塾で講演を担当しました
テーマは、「中小企業のIT支援」となります。IT×中小企業診断士として活動する私にとって、まさにど真ん中のテーマですね。今回の内容は本講演で初めての取り扱いテーマとなり、一からコンテンツ作成しました。
コンテンツは、中小企業診断士業界において、今後IT支援は必須の基本スキルだよ、ITが専門外であったとしても中小企業の支援者として基礎は抑えていきましょうね、という内容になっています。
そのため、理屈やフレームワークも一部取り上げていますが、基本は経営者にIT支援を行う際の心構えや準備段階も含めて実用的になるよう、実体験ベースのコンテンツとして制作しました。
講演に用いた配布資料は公開しておりますので、コンテンツの中身についてはそちらを見て頂ければある程度分かるかと思います。
IT活用に詳しくない支援者をセミナー参加者のペルソナとして設定し、支援者として最低限これは抑えましょう、というポイントに絞ってコンテンツを作りました。セミナーの中でも強調しましたが、ITツールの導入がゴールではなく課題の達成がゴールですよという点をメインに伝えています。
やりがちな間違いは、経営者の相談に対して即レスでITツールを提案してしまうことですね・・・。
しっかり話を聞いて、経営課題の解決を意識してほしいところです。
中小企業診断士に限らず、支援機関や経営相談員にもぜひ伝えたいコンテンツとなっています。
配布資料を公開していますので、ご覧ください。
講演のレポートや感想、アンケートを頂きました
中小企業診断士協会 城東支部のレポート
講演アンケート結果
アンケートのコメントも以下のようなお言葉を頂いております。
- IT専門でない診断士が最低限どこまで知っているべきかという点が非常に参考になりました
- 中小企業のIT支援においては、その前段の課題の深堀に重要なポイントがあることを再認識できました
といった感じで、私が期待していた部分がしっかり伝わったのではないかと思います。
ワークショップ実施レポート を頂きました
今回のワークショップでは、IT活用の相談への対応に関し、感覚的に診断を体験することができた。また、IT活用の本質は、経営課題の解決にあることが伝わった。
IT診断を専門とする高仲講師の面目躍如の感がある。
また、今後につながる収穫として、グーグル・スライドの経験、そして、IT活用の思考のフレームの学習もあった。
グーグル・スライドと思考のフレームの親和性も良かったので、今後の活用につながるだろう。
(ワークショップ実施レポート 一部抜粋)
中小企業のIT活用支援についての所感とまとめ
やはり、最も伝えたい点はITツールの導入がゴールではなく課題の達成がゴールですよという点です。補助金申請などもありがちですが、やったこと、導入したことに対して満足してしまい、本来達成すべき課題は達成できずに負の遺産として無かったことになっているケースをたくさん目にしてきました。
中小企業診断士の皆さまには、支援者として分析から導入、運用までをしっかりサポートできるようになって頂ければと思います。