SEO対策の現状分析 支援事例(戦略編)

2017年4月1日ホームページ・ブログSEO,Webプロモーション,Wordpress

こんにちは、ITを活用した中小企業の売上向上・業務改善を支援する中小企業診断士 髙仲です。

先日、某受験生支援団体の某裏ボスの方に紹介頂いた仕事の報告を完了しました。
内容は、某受験生支援団体に所属する診断士の方が勤める企業の、ホームページのトップページ及びメイン商品ページのSEOの現状を分析してほしい、というものです。

独立してからは、企業内診断士の方と実際の仕事をやる機会なんてそうそうないものと思い込んでいました。
ですが、診断士は中~大企業の管理者層の方々も取得を目指す資格ですので、そういった方々は個々の裁量の範囲内で発注できるんですよね。
部課長クラスの方は、10万~50万ぐらいの決裁権限を持っている場合も多いですね。

企業内診断士の方から引き合いを受けて、その方が勤める会社と取引を行う、というケースが直近で2件あり、考え方を改めた次第です。
(正直、企業内診断士の方とは、その方が独立するまで受託側としてのビジネスをすることは余り無いものと思い込んでいました…)

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SEOについてつらつらと

SEOとは、検索エンジン最適化を意味し、検索順位の向上等による露出の増加を目指す取り組みを指します。

といっても、検索順位はGoogle様のアルゴリズムによって200以上の要因によって決定されるとしており、更には定期的にアップデートされています。
(最近では、まとめサイト問題で話題になったWELQ対策アップデート等もありました)

SEO対策は、企業としての取り組みはいくつか考えられます。

サイトの造りを改善する

HTMLの記述の仕方など、サイトの造りを改善する方法で、内的SEOと呼ばれます。

自社Facebookやtwitter等のSNSで宣伝する

サイトの認知を自社SNSにより高める方法で、社内で対応できる外的SEOの一種になります。

Googleアドワーズ広告を出稿する

Googleアドワーズでは、キーワードとひと月あたりの広告費を設定することで、予算内にとどめて広告を出すことができます。
検索時に、検索順位とは別の領域に広告として表示されるようになります。
これにより、露出の増加が見込めます。

SEO対策会社に外注する

これは、少々リスクがある手段になります。
しっかりと費用を計画しないと、倒産の原因になるかも・・・というのは半分冗談です。
「アーウィン女性探偵社」経営会社が破産 SEO対策費の削減が裏目に

広告宣伝費の負担が重く、コスト見直しでSEO対策費を削減。同業他社との競争が激化する中、SEO対策にコストをかけなかったことが、かえって受注機会の減少を招き、業績不振が続いていたという(itmediaより)

ここまでSEO対策が経営に影響することは多くないでしょうが、検索順位が売上に直結する業態もあることも事実です。
そのため、SEOによる検索順位向上が多くの企業のニーズとして存在することは、体感でも感じています。

ところが、世の中の検索ランキング向上を謳うSEO対策会社の手法は、独自保有サイトに依頼者サイトのリンクを張るというものが多いです。
独立したIPで長年運用した多数のドメインとサイトにリンクを張ることで、金でリンクを買うペンギン・アップデートのペナルティを回避しつつ依頼者サイトのページランクの向上を狙うものです。

この手法の場合、検索アルゴリズムの改良により、ペナルティの対象となって突然検索順位が低下するリスクがあります。
(そのため、このリスクを承知しているから「検索順位による成功報酬」を謳うSEO対策会社が多くなっているということです)

SEO対策会社に外注する場合は、このリスクを承知した上で費用対効果を検討して意思決定を行うことが重要です。

私のお勧めは、SEO対策会社に頼らずに、内的SEOと外的SEOを継続的に改善・向上させて自然発生的な順位向上を狙う事になります。
今回の支援事例においても、提案は内的SEOの改善と、広告・コンテンツマーケティングの戦略的な推進に集約されました。