タブレットPOSレジ どれ使ったらいい?個人的お勧め3選 ~軽減税率 その8~

2019年7月14日軽減税率POSレジ,キャッシュレス決済,タブレットPOSレジ,軽減税率対策補助金

2019年10月から始まる軽減税率制度の対処には、レジの入れ替えが必要となる小規模店舗の事業者も多いでしょう。

食品や飲料品を扱う小売店は、レジの対策が必須です。
飲食店でも、レジ横でお持ち帰りのお菓子を販売していたり、出前をしている場合は対処が必須です。

最新のメカレジを導入することでも対処は可能ですが、私は、ITを専門とする中小企業診断士の立場から、第一候補はタブレットPOSレジを検討することを推奨しています。

ですが、ただタブレットPOSレジが良いよ、と話しても、どれを選べば良いのか分からないという問題が生じます。
その疑問に、本記事でお答えしたいと思います。

  • タブレットPOSレジとしておすすめできる見積検討候補がどのレジが分かる

スポンサーリンク

軽減税率対策、していますか?

最近、商工会議所などで軽減税率対策やPOSレジ活用のセミナーに登壇しています。
今シーズンだけでも、既に5~6回は登壇してます。

セミナーの開催時に、毎回、挙手で「何らか軽減税率対策をしてますか?」と聞くのですが、手が挙がるのは10人の参加者がいて1人~2人という状況です。
1人も手が挙がらない
ということも時々あります。

そろそろ腹を決めて対策始めないと軽減税率対策補助金の需給も難しい状況です。腹を据えて準備していきましょう。

軽減税率に対応するタブレットPOSレジは種類がたくさん

多すぎます。確認したものでも全部で20種類以上。
これでは、何も分からない普通の経営者では選べない。

そもそも、調べ方が分からない経営者も多いですし。

ということで、個人的なタブレットPOSレジお勧め3選を紹介

したいと思います。
あくまで個人的に、なので、ご注意ください。
また、自分が紹介したとしても、特に何もメリットは生じません。

Airレジ

https://airregi.jp/

言わずと知れたタブレットPOSレジ最大手。
導入店舗数も、単純比較であれば頭一つ抜けています。
やっぱり無料という点であることと、リクルートが絡んでいることが圧倒的に強いですね。

弊社のクライアントでも、導入している店舗がいくつかあります。
無料の範囲でも最低限運用に足り得る機能は揃っており、余りITを使いこなすことが難しく、レジ機能があれば充分な小規模事業者は、まずこれから試すのが良いでしょう。

ユビレジ

https://ubiregi.com/

タブレットPOSレジを最初に開発したとされるユビレジ。
飲食業、小売業に専門特化した機能も用意されており、特に予約や席の管理が必要な居酒屋などの業態に向いています。

小規模事業者にとって高いハードルとなるコストは、ちょっと…ですが。
月額6,000円~10,000円以上(オプション機能次第)のコストがかかってきます。
※無料プランもありますが、お試し程度には良いですが余りお勧めはしません

弊社のクライアントでも実際に運用している複数店舗の飲食業態の方がいます。
使い勝手に不満はなく、システム連携もしやすいので充分選択肢の一つになると考えています。

Loyverse POS レジ

https://loyverse.com/jp

たまたま、お客さま繋がりでこのタブレットPOSレジの存在を知る機会がありました。

タブレットPOSレジの大手は、上記Airレジ、ユビレジに加えてスマレジが3トップを形成していると思っています。
スマレジは上記に紹介していませんが、それでも充分利用を検討するに値するシステムだと思います(私も無料プランで色々試しています)。

ただ、上位3つを紹介するだけでは余り面白くない、と思い、その他20以上あるタブレットPOSの中でも小規模なお店向けに良いものは無いかを調べていました。

そこで取り上げたいのが、このLoyberse POSです。

このLoyberse POS のウリは、無料プランで出来る範囲が広いこと。
キッチン側へオーダー情報を伝達するオーダーエントリーシステムを無料で利用することができます。

無料でできる範囲のタブレットPOSとしては、かなり多機能なのではないでしょうか。
特に飲食店事業者などは、検討に値するタブレットPOSレジだと感じています。

合わせて検討しておきたいキャッシュレス決済

2019年10月から、キャッシュレスポイント還元事業も開始されます。
キャッシュレスポイント還元の仕組みに参加するには、事前の申請が必要です。
キャッシュレスポイント還元事業のサイトから申し込みができますので、実施しておきましょう。

また、PayPayが当面手数料を無料とするなど、QRコード決済の戦国時代でもあります。自店に適するキャッシュレスの仕組みは積極的に検討していきましょう。

クレジットカード決済の導入のお勧めは、Squareが定番でしょうか。

タブレットPOSと比較的相性がいいSquare

スマホやタブレットでカード決済ができるようになる、Squareを導入する店舗が比較的多いかな、という印象です。

弊社FYSコンサルティングの顧問先飲食店でも、導入している企業が複数あります。まずは検討してみるのが良いでしょう。

タブレットPOSレジ、選択の注意点は?

いくつか、価格体系は当然のこととして、選択の際に確認しておくことをお勧めする点があります。

  • 連携する会計システムは何があるか
  • 会計システム以外で連携したいシステムは何かないか(toretaなど)
  • 推奨される決済システムは何があるか

特に決済関連は、タブレットPOSレジごとに囲い込みが進んでいます。
AirレジなんかはAirペイを使わないといけない状況です。

この辺りは、業務効率化を図るうえでの重要なポイントになります。
せっかく投資するのですから、軽減税率の対応のみに終始してしまうのはもったいないです。POSレジを使うことで日常業務がラクになるように検討していきましょう。