産業展に出展する地域活動

地域活動コラム,プロボノ,中小企業診断士,地域支援,展示会

在住する墨田区を中心とする東京都の東側が主な行動範囲の、高仲です。
地域活動は中小企業診断士の一丁目一番地の活動ですね。
私も、お金とは全く関係しない活動ですがプロボノ的に地域支援活動に参加しています。

そんな活動の一つを、本記事では紹介します。

  • 中小企業診断士の地域支援活動について紹介
  • 中小企業診断士のプロボノ活動とは

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プロボノ的活動の一つ、展示会での相談員

中小企業診断士協会 城東支部と産業展の関係性は?

東京都中小企業診断士協会 城東支部 地域支援部に所属しています。
城東支部では、年に3回、江戸川区、葛飾区、墨田区で開催される産業展に経営相談ブースを出展しています。

特に、葛飾区の展示会は地域のファミリー向けの出展も多く、城東支部も過去に趣向を凝らした展示を行っています。
地域を盛り上げる活動の一つとして、また、「中小企業診断士」の認知活動の一つとして実施している取り組み、ということでしょう。

自分は3年前から産業展の窓口担当をしており、毎回どこかの産業展に顔を出しています。

過去の出展の様子は、城東支部HPでも取り上げられています

2015年の様子

【①葛飾区産業フェア】
http://www.johtoh-smeca.jp/info/20151017_katsusika_sangyo/
【②ひがしんビジネスフェア】
http://www.johtoh-smeca.jp/info/20151167higashin2015/
【③産業ときめきフェア in EDOGAWA】
http://www.johtoh-smeca.jp/info/20151120-sangyotokimeki-report/

2016年の様子

【①葛飾区産業フェア】
http://www.johtoh-smeca.jp/info/2016-k-sanfair/
【②ひがしんビジネスフェア】
http://www.johtoh-smeca.jp/info/201611_higashin/
【③産業ときめきフェア in EDOGAWA】
http://www.johtoh-smeca.jp/info/201611_sangyo_tokimeki/

2017年の様子

①葛飾区産業フェア
https://www.johtoh-smeca.jp/info/exhibition_2017_report/
②ひがしんビジネスフェア
https://www.johtoh-smeca.jp/info/201710_higashin/
③産業ときめきフェア in EDOGAWA
https://www.johtoh-smeca.jp/info/201711_sangyo_tokimeki/

2018年の様子

【①葛飾区産業フェア】
https://www.johtoh-smeca.jp/info/exhibition_2018_report/
【②産業ときめきフェア in EDOGAWA】
https://www.johtoh-smeca.jp/info/201811_sangyo_tokimeki/

中小企業診断士とプロボノ活動について

プロボノ活動のニーズは高いし、企業内診断士にとってはメリットのある活動かもしれない

お金を貰わずに支援する活動は、中小企業診断士の世界ではたくさん存在しています。
後述のポイント制度がある影響ですね。

私が所属する城東支部でも、農園プロジェクトや商店街のイベント支援プロジェクト、図書館セミナーなど、手弁当で実施している活動はすぐにいくつか思いつきます。

独立診断士からみると、モヤモヤする部分も否定できない

中小企業診断士は、地域活性への取り組みや活動、商店街や小規模事業者への支援活動などが期待されています。いずれも共通するポイントとして、『自前で動かせるお金が少ない』という点があります。

私も商店街支援に関わっていますが、商店街からはお金を頂かず、区や都の制度で報酬を頂いています。

小規模事業者の支援も、悩ましいですね。
相談をうけても基本的にはお金にならず、ボランティア的にアドバイスをして終わるケースがほとんどです。

一方で、中小企業診断士の登録を維持するには、「5年で30日分の実績を積む」ポイント制度があります。特に会社勤めの中小企業診断士は、このポイントを集める事が自力では難しく、プロボノ活動に参加してポイントだけ貰う、という方法が主流になっています。

個人的には、この登録要件は、はっきり言って本来の目的である研鑽と実績を積み、中小企業診断士として充分な能力と経験を保持・向上するという点に対しては意味が無いと感じています。
ただ、診断士活動のモチベーションが無くなってしまった人の資格更新を無くす、という点では意味を成していますが。

このポイント制の影響で、無報酬で活動を行う診断士が多いことは一つの問題点でもあると思うんですよね。経営者に対し、お金を払わなくても支援してくれるんだ、というイメージを与えているので。

ですので、私個人としては余りプロボノ活動は賛成ではありません。
地域支援部という部に所属している以上、ある程度は必要だとは思いますが、ちゃんとビジネス/営利活動の世界の中にいる意識が重要だと感じています。

もちろん、ハナから営利を目的としていない団体の支援であれば、私ももろ手を挙げて賛成です。「たもんじ交流農園」はそういった活動ですね。